伝説のスポーツ選手、スピードスケート清水宏保の鍛え方
スポーツ選手は心技体が揃っていないと結果が残せないと言います。清水宏保はその究極とも言えます。1974年北海道に生まれた元スピードスケート選手である彼の現役時代の鍛え方は、半端ではありませんでした。
清水宏保の身長は162センチ。長身選手が有利と言われるスピードスケートにおいて、驚くほど低い身長です。しかし、オリンピックで長野の金メダルを筆頭に3個、世界大会でも数えきれない程のメダルを獲得してきた彼を支えたのは、正気の沙汰とは思えない程の練習です。失神寸前まで自分を追い込む姿勢は鬼気迫るものがありました。その結果太ももの太さが68センチにもなったそうです。ちなみにその時のウエストは67センチ。当時の写真や映像を見ても、異常とも言える発達ぶりです。
彼は喘息を患っていたスポーツ選手としても有名で、心と体を極限まで鍛え、世界と戦ったのです。表彰台の一番高いところにいながら、2位と3位の選手の頭の方が上に位置する光景を、誇らしく眺める日本人は多かったです。小さな体を物ともせず、鍛えた自分を信じ抜く力で世界を圧倒したのです。