フィギュアスケートの羽生結弦選手は自己分析力抜群のスポーツ選手
フィギュアスケートの羽生結弦選手はソチオリンピック金メダル獲得ということでひろく知られていますが、その他にも輝かしい記録を数々持っています。 先頃はNHK杯とグランプリファイナル二試合連続で世界最高得点を更新したのも記憶に新しいところです。
なぜスポーツ選手としてそれだけ優れたパフォーマンスを発揮できるのでしょうか。 羽生結弦選手はよく「メンタルが強い」と言われますが、そのメンタルの強さは単にストレスやプレッシャーを感じない、という強さではありません。 自分の状態をよく分析し、その分析結果をもとにコントロールする、その分析力とコントロール力が優れているのです。
たとえば、世界最高得点を出したNHK杯の時、緊張している自分に気づき「自分はパーフェクトな演技という結果を出したいという欲があるから緊張しているのだ」と分析し、その緊張をいたずらにかき消そうとするのではなく「緊張している自分をすべて認めよう」という方向にコントロールして集中を生み出します。 自分の状態をきちんと認め、受け入れるという姿勢は、スポーツ選手ならずとも、緊張したり集中力を求められる場面で応用ができるのではないでしょうか。