メジャーリーグのプレーオフ
日本のプロ野球ではクライマックスシリーズが導入される以前は、リーグ戦が終わったあと、優勝チーム同士で日本シリーズを行うというシステムになっていましたが、メジャーリーグでは以前から、リーグ戦後にはプレーオフがあり、それを勝ち抜いてワールドシリーズというシステムになっています。 日本プロ野球のクライマックスシリーズは、このシステムを参考に作られたものです。
プレーオフを具体的に説明すると、メジャーリーグには大きなリーグが二つあり、その中にそれぞれ地区が三つあります。 基本的にシーズンは地区に所属しているチーム同士で行うことになり、地区優勝を果たすチームはリーグごとに3チーム出ることになります。 さらに、三つの地区の中で二位のチームの中から勝率が一番と二番のチームが試合をし、勝ったチームがワイルドカードという立場で地区優勝チームと試合をすることになります。 リーグの中の地区優勝チームとワイルドカードのチームで5試合制の地区シリーズ、7試合制のリーグ優勝決定シリーズを行い、勝つと7試合制のワールドシリーズに進出することができます。
メジャーリーグでは、シーズンよりもプレーオフの方がメインという考え方が主流で、活躍できない選手はシーズンにいくら活躍してもファンから評価されないことが一般的です。