スプリングトレーニング メジャー

日本のプロ野球と同様にメジャーリーグにもスプリングトレーニングと呼ばれるキャンプ期間があります。 2月の中旬から3月に温暖なフロリダ州かアリゾナ州で各球団がキャンプをしますが、最近は実践形式の試合が組まれることが多く、たくさんのファンがその観戦に訪れます。 非公式な試合であるため球団の制約をあまり受けず、観戦料金も安くすむこと、大学の長期休みと重なることからも観戦しやすいのです。

メジャーリーグでの日本人の活躍は期待以上の選手も、期待ほど活躍できない選手もいますが、環境に適応できるかどうかが鍵と言われています。 その手始めに首脳陣からチェックされるのがスプリングトレーニングであり、25人の枠に入れるかどうかを40人で争うため、フレッシュさが一つの見どころです。

基本的にはプロ野球のキャンプのようにハードな練習を繰り返すというスプリングトレーニングの初期の雰囲気はなくなり、試合で感覚を研ぎ澄ますのがメインになっています。 プロ野球では恒例の投手の投げ込みも、肩は消耗品という考え方のメジャーリーグでは全く行われず、むしろ首脳陣から投球制限をかけられることすらあります。 その選手の自主性に委ねるメジャーと、球団で育てる日本のプロ野球という違いもかいま見えるシステムです。