メジャーリーグ挑戦方法のひとつポスティング制度
プロ野球選手がメジャーリーグに挑戦する方法には基本的にフリーエージェント(FA)制度を使って移籍する方法が使われます。 しかし、この制度はプロ野球一軍に最低10年はいないと資格はもらえないという問題があり、球団にもFAを行使されて移籍されると、何も得られるものがないということが起きるため、最近は1998年に導入されたポスティング制度によるメジャーリーグへの移籍が増えています。
ポスティング制度での移籍は球団側にとっては移籍によって移籍金を得られること、選手側にとってはメジャー挑戦しやすいメリットがあり最近はこの制度による移籍が多くなっています。 最初のルールは最高金額で入札したチームに独占的交渉権が与えられるとなっていました。
しかし、入札金が青天井になってしまい、資金力のない球団からは初めから参加できないことや選手側も一番高い金額を付けた球団としか交渉できない問題が発生してきたり、ついには契約意思の低い球団が落札をし契約に至らないことも発生してしまいました。 そのために2013年にルール改正が行われ、あらかじめ決めた金額を払う意思を示した球団つまり入札した球団すべてとの交渉が行えるようになりました。 最近はこのポスティング制度が挑戦方法で一般的になっています。