岩隈久志　メジャーリーグ

日本人選手がメジャーリーグに挑戦した場合、日本時代にいくら成績が良くても、日本との違いに適応できなければ全く活躍できない虞があります。 そんな中で、メジャーリーグでデビュー以来、安定的に好成績を残しているのが岩隈久志投手です。

在籍期間が異なるため、単純には比較できませんが、日本時代の11年間における勝率が6割8厘であったのに対し、メジャーリーグに移籍した2012年から2015年までの4年間の勝率は6割5分2厘であり、日本時代よりも高い勝率となっています。 岩隈がこれまでに最も活躍したシーズンは2013年で、リーグ7位の14勝を挙げました。 また、その年、最も活躍した投手を選ぶサイ･ヤング賞の投票において3位となり、周囲からも非常に高い評価を得たシーズンであったと言えます。

また、翌年の2014年シーズンもその活躍は目覚ましく、前年の14勝を超える15勝を挙げることに成功しました。 2014年は、怪我の影響もあり先発した試合が前年より少なくなった上での記録であるため、シーズン中いかに調子のよい時期が続いたかが分かります。