メジャーリーグのルールファイブドラフトについて
日本のドラフト制度は1位指名だけは公平に、2位指名以降はウェーバー方式を採用しているものになっていますが、メジャーリーグでは完全ウェーバー方式を採用しており、30球団の中でも弱いチームから順々に強い選手を獲得していくことになり、これが野球におけるドラフトの基本であると日本でも完全な形での導入が期待されています。
他にも、メジャーリーグには日本にはない変わった仕組みがあり、ルールファイブドラフトというものがあります。 ルールファイブドラフトとは、有望な若手がなかなか試合に出してもらえない状態を防ぐために存在するものです。
メジャー登録枠の上限に達していないチームに権利が与えられ、他球団の選手を指名し、獲得することができます。 獲得できる選手はマイナー契約をした選手であること、一定の年数を経過した野球選手であること、3Aでの指名の際には相手チームに5万ドルを支払うこと、そして指名選手を翌年1年間メジャー登録しなければいけないことなど様々な決まりごとがあります。
日本でもプレーしているブランコやルナなどもこのルールファイブドラフトで遺跡を経験した野球選手の1人です。 補強をし過ぎて、若手がなかなか一軍に上がれないことのある日本でも導入する余地があるといえます。