野球の新世代応援ブームが好影響

カープ女子に始まった新しい野球の応援ブームは、侍ジャパンの代表戦でもその影響力の大きさを感じさせます。

都市部に地方から単身で勤務する女性にとって、予算も無くB級止まりのカープの選手の一生懸命さが見たくて独りで訪れていた東京ドームを皮切りに、カープ女子ブームは始まりました。 カープ側もニーズに敏感に応え、女性会員限定で無料観戦の特典などで増やし続けた結果が、たとえ勝っていなくても球場へ行って楽しむスタイルを呼び起こし、野球の新しい潮流を生み出したのです。

野球の新しい楽しみ方をファッションなどにも広げた結果、地方球場での観戦客数が増加、球場周辺地の経済の好循環にもつながっています。 キャンプ、親善試合、公式戦、日本代表戦など、野球を球場で楽しめる雰囲気作りを基本から見直した結果、カープ女子だけでなくファン全体が一体となって楽しむ雰囲気の良さは、勝ち負けにこだわって楽しく観戦する事を忘れたファンにも、楽しむことを思い出させる効果が波及した事のあらわれだと言えます。